不動産開業は未経験でもできるのか?

今回は「不動産開業は未経験でもできるのか?」についてお話ししたいと思います。
結論から言うと、不動産開業は未経験でもできます。
ただし、「できる」にもいろいろな意味合いがあると思います。「開業できる」「業務が分かる」「儲かる」…など様々な考え方があると思います。
ここでは以前の記事のように開業自体は要件が揃えば誰でもできるので割愛し、不動産業未経験の方が「業務が分かる」レベルになるための秘訣や「儲かる」ための考え方をお伝えしていきたいと思います。
「業務がわかる」とは?
「能力開発の4つのステップ」という考え方があります。
能力開発の4つのステップ
「知る」「わかる」「できる」「教える」
という4つの段階で人は成長していきます。
経験を積むとはこの4つのステップを無意識にクリアしていくことです。
裏を返すと未経験から「できる」ようになるためには、このステップを一つづつクリアしていく必要があるのです。
「知る」ためには?
「知る」とは知識や情報を得ることです。
いまや情報は社会にあふれているので不動産業関連の情報収集はそれほど難しいことではないでしょう。また、例えば不動産売買仲介業で開業を検討しているとしても例えば不動産投資や士業関連の情報収集もしておくと情報の幅が広まります。気軽に関連情報も収集しておきましょう。
一応、下記に情報収集の手段の一例を記載しておきます。
宅建のテキストを読む
不動産取引のベースとなるのはやはり「宅建」です。不動産営業マンは法律的な知識も要求されます。体系的、網羅的に不動産取引関連の知識を手に入れるためには宅建のテキストは最適です。合格するためには過去問を繰り返し解くトレーニングが必要となりますが、繰り返し行うことで記憶力の強化につながります。
また、最近は動画コンテンツもたくさんあります。
次にあげるYouTubeだけでなく通信講座等でも動画コンテンツ・動画教材がたくさんあります。
テキストと動画による学習はそれぞれメリットとデメリットがあります。併用して補完しあいながら活用していきましょう。
YouTube動画を見る
最近のYouTubeが本当にコンテンツが豊富です。
いきなり宅建のテキストの法律用語の羅列に圧倒された方は、YouTube動画から気軽に情報収集を始めましょう。
不動産会社が物件を紹介している者もあれば、お客様向けの説明用コンテンツ、また不動産業関連のコンサルタントがノウハウを公開している者もあります。
また、不動産投資に関するものや税理士などがアップロードするコンテンツなど周辺知識の情報も収集しておきましょう。
動画のデメリットは「時間がかかる」ことです。
倍速指定などしたとしてもテキスト等と比べて時間が掛かるのが欠点です。
テキストの記述では理解できなかった場合、そのキーワードを検索して動画で補足しているコンテンツで補完するということが効率的な情報収集ですね。
不動産関連の本を読む
動画ばかりが情報獲得の手段ではありません。
体系的にまとめられている、種類が豊富であるなど書籍で情報収集するメリットもまだまだ多大にあります。
自動収集ツール
インターネット上には自動収集ツールもたくさんあります。
欲しい情報のキーワードやサイトを登録しておくと、更新された際自動で情報を送ってくれます。
「4つのステップ」の第一歩は「知る」ことです。興味を持つことも含めて、日常からたくさんの情報に触れておくことは大切です。トレンドを掴んでおくことで、ビジネスチャンスも拡大するかもしれません。
「わかる」ためには?

「知る」の教材を繰り返す
上記でも書きましたが、記憶を定着させるには「繰り返し」が大切です。
不動産関連では法律や税金関係の知識が要求されることもしばしばです。
同じ情報であっても繰り返し頭にていちゃくさせることが大切です。
体験を増やす
分かるためには「腹落ち」することが大切です。そのためにまず「やってみる」ということはとても重要です。
可能ならば「物件を買ってみる(無理なら、つもりでネット検索する)」「不動産投資を始める」など実際に取引することが一番勉強になります。契約当事者=お客様の立場になってみてどう感じたか?という体感をすることが一番効果的です。
インパクト×回数が成長のカギです。
また、実際に物件を買ったり不動産投資を始めるにはもちろんリスクもありますので、もう少しお手軽な体験方法も例示しておきます。
「不動産取引に同席させてもらう」「セミナー・相談会に参加してみる」「展示場に行ってみる」「一人でネット掲載されている物件を外から見に行ってみる」など、安価で体験する方法はたくさんあります。
まずは、いろいろと体験してみましょう。
経験者に聞く
不動産業の経験者や不動産投資のコミュニティにて、話を聞いてみることも理解を深める手段として有効でしょう。
不動産開業する際にフランチャイズ(FC)に加盟することを検討している場合は、加盟店が後援者として登壇する機会もよくあります。もちろん、加盟促進するための販促手段の一つではありますが「実際に開業するなら」というイメージでいろいろ聞いてみることも参考になります。
また、コミュニティに参加してみることも良いでしょう。
コミュニティ内で話を聞いたり、そこからつながった人脈で色々と教えてもらうことで理解が深まります。
「できる」

継続する
体感だけでなく、継続することが大切です。
だからこそ「運転資金」が必要となります。約1年ぐらいは分からないことだらけですが、たくさんチャレンジすることが大切です。
「教える」

実は「人に教える」ことが一番能力開発にとって効果があります。
聞く人の知識や前提を理解する、分かりやすいことばで説明するなど頭をフル回転する活動ですね。
また、実際にスタッフを教育指導するという以外にブログなどでお客様にお伝えすることも一つです。
経験を積むには開業前に今の仕事から不動産業界に転職してみるのも
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
やっぱり「できる」ようになるには時間がかかるんだ…と落胆された方もいらっしゃるかもしれません。簡単に物事がスムーズに進むのはレアケースです。
しかし何事も「やってみる」ことが一番の成長の近道です。
不動産を「開業する」だけならだれでもできます。しかし、「できる」さらに「儲かる」には経験があったほうが良いでしょう。
なので、独立開業を考える前に一度不動産会社に転職して実際に業務経験を積んでおくことも良いでしょう。
まとめ
未経験からステップアップするためには、意識して「自分が今どのステージにいるのか」を理解して適切に対応することが大切です。最も重要なことは「実際にやってみる」ことです。
頑張ってください!